「グラディエーター」とは、美術系のアーティストのような名称だが、
“剣闘士”のことである。
古代ローマでは、アンフィテアトルム(円形劇場)で剣闘士同士、あるいは剣闘士と猛獣などの戦いが繰り広げられた。
そして現在、ローマでは
「グラディエーター講座」なるものが流行っているらしく、熱心な観光客がグラディエーターになりきっている。
グラディエーター講座
「グラディエーター講座」を始めたのはローマ歴史研究グループで、学校を作り、グラディエーターの武器や衣裳のレプリカを保有している。
指導するのは、普段は不動産で働く非常勤グラディエーター。
観光客はアザまで作って猛特訓。講師から戦闘術を学ぶ。木刀で慣れれば、本物の剣が使われる。
子供も軽量の武器で参加でき、ローマ史への知識も深まるようだ。
受講料100ユーロで、古代ローマの一場面が体験できるのだ。
観光客は、旅行前に
「グラディエーター講座」の存在を知り、観光地巡りの合間に古代の戦闘術を身に着ける。
指導員が「ローマ人とは、
“ローマというアイデア”を生きることです」と語ったのが印象深かった。
日本は武将ブームや龍馬ブームが来ているが、伊賀や甲賀忍者の末裔が
「忍び講座」のようなものを開いたら、受講生は集まると思う。
いや、忍者なだけに、すでにどこかで人知れず開講されているのだろうか(笑)
あなたもなれる!?グラディエーター