各種資格・国家試験の総合スクール株式会社東京リーガルマインド（代表者：反町 雄彦、本社：東京都千代田区、以下LEC）は、一般社団法人日本看取り士会（代表理事：柴田久美子、所在地：岡山県岡山市）と提携し、「ペット看取り士」資格の取得を目指す通信講座「ペット看取り士養成講座」の販売を開始いたしました。
■講座開講の背景
現代社会では、核家族化や単身世帯の増加により、ペットは心の支えとして、また家族の一員として生活の中に深く根付く存在となっています。実際、飼育されている犬や猫の数は15歳未満の子どもの人口を上回っており、人とペットとの関係性は年々深まっています。
しかしその一方で、ペットの“最期の時間”に向き合う飼い主を支える仕組みは、社会全体としてまだ十分に整っていないのが現状です。
動物病院では、医療行為や制度上の制約がある中で、生活に寄り添った看取り支援まで十分に対応することが難しいケースも少なくありません。また、延命治療を続けるか、それとも自然な旅立ちを見守るかといった選択を前に、深い迷いや葛藤を抱える飼い主も多くいますが、そうした悩みを気軽に相談できる場は限られています。
さらに、ペットを看取った後の心のケアや、いわゆる「ペットロス」への対応についても、専門的な知識を持ち、適切な支援を提供できる人材の育成が十分に進んでいないのが実情です。
こうした背景のもと、医療や制度の枠組みでは支えきれない部分に“心のケア”で寄り添う存在として、「ペット看取り士」への社会的な期待が高まりつつあります。
本講座は、看取りの専門家育成に豊富な実績を持つ「一般社団法人 日本看取り士会」が監修・制作を行い、LECが長年培ってきたオンライン・通信教育のノウハウと融合して提供するものです。動物医療や福祉の専門知識がなくても受講可能で、ペットの“最期の時間”に寄り添うための基本的な考え方や支援のあり方を体系的に学ぶことができます。
「看取り」を通じてペットとの別れを後悔のない時間に変えられるよう、飼い主を心の面から支える“新しいケアの担い手”を育成します。
LECでは、「持続可能な社会の担い手を育てる教育（ESD）」を理念に掲げ、
これまでも医療・福祉・心理といった分野において、社会課題に応える学びを幅広く提供してきました。
本講座も、そうした実績を活かした新たな教育コンテンツとして、広く社会への普及を目指して展開してまいります。
■ペット看取り士とは
ペット看取り士は、言葉を交わせないペットの想いと飼い主の愛情を通訳し、両者を最後まで結びつける心の専門家です。看取りの瞬間には飼い主の緊張をほぐし、残された時間に寄り添う呼吸法や語りかけを通じて穏やかな看取りを実現します。旅立ち後はペットロスに寄り添い、家族が日常を取り戻すまで伴走します。
ペット看取り士は、家庭や動物関連の現場において、かけがえのない命の最期に寄り添う“新しいケアの担い手”として、いま求められている専門職です。
■「ペット看取り士養成講座」の特長
・ペットの最期を「つらい出来事」ではなく「あたたかな時間」として見つめ直す
・心の準備、看取り方、声かけ、グリーフケアなど、看取りの全プロセスを体系的に網羅
・通信（WEB/DVD）で学習可能。医療・動物関連の資格がなくても受講OK
■ペット看取り士資格の特徴
① 愛するペットとの最期を、後悔のないものにできる
ペット看取り士は、最期のときを迎えるペットと飼い主のそばに寄り添い、迷いや葛藤のなかにいるご家族をあたたかく支える存在です。延命か自然な旅立ちか――誰にも決めきれない問いに向き合う飼い主に対して、ペットの声なき想いを汲み取り、「これでよかった」と思える時間を届けます。看取りの場に立ち会い、その命が静かに旅立つ瞬間に、心をそっと添える役割。それが、ペット看取り士です。
② ペット看取りの支援だけでなく、ペットロスにも寄り添える
ペットを見送ったあとの深い悲しみは、多くの飼い主にとって長く続くものです。ペット看取り士は、最期の時間だけでなく、その後の喪失感にも心を寄せ、飼い主が少しずつ日常を取り戻す手助けをします。ペット版デスカフェ「ペットカフェ看取りーと」や「ペットグリーフケア体感」など、ペット看取り士はペットロスにも寄り添える存在です。
③ 動物に関わる現場で、最期の相談に応えられる
ペットの高齢化が進み、「もしものとき、どうしたら…」という相談を受ける場面は、動物病院やサロンなどでも増えています。ペット看取り士になれば、飼い主の不安や迷いにしっかりと自信をもって向き合えるようになり、現場での信頼や対応力が高まります。
④ “声のかけ方”で、ご家族の迷いを支えることができる
看取りの場では、ペットの飼い主に何をどう伝えればいいのか悩む瞬間が多くあります。ペット看取り士は、飼い主の心に届く“声のかけ方”や、沈黙・まなざしの力を学び、言葉の届く距離でそっと寄り添うことができます。獣医療や動物ケアの現場では見落とされがちな、ご家族との心のコミュニケーションを担い、幸せなペットの看取りを支える存在になることができます。
■講座概要
講座名 ：ペット看取り士養成講座
受講形態 ：通信WEBクラス（スマホ・PC対応）／通信DVDクラス
受講料 ： 38,400円（税込）
講座内容 ：入門編＋本編＋修了テスト（受講修了後に修了テストを受けて合格することで、ペット看取り士になることができます。）
使用教材 ：日本看取り士会監修教材
■こんな方におすすめ
・ペットにかかわる仕事に従事されている方、興味をお持ちの方
・高齢ペットとの最期の時間に備えたいと考えている飼い主の方
・ペットロスを経験し、その学びを今後に活かしたいと考えている方
・動物病院・ペットサロン・トリミング・保護団体など、飼い主と深く関わる現場で働いている方
・飼い主への声かけや、最期のサポートに迷いや悩みを抱えている専門職の方
※医療・動物看護等の専門資格・知識や実務経験は必要ありません。どなたでもご受講可能です。
■詳細・お申込み
https://www.lec-jp.com/mitorishi/pet.html
■講師紹介
柴田 久美子（しばた くみこ）
一般社団法人日本看取り士会代表理事／看取り士
株式会社日本看取り士会 代表取締役／一般社団法人日本看取り士会 創設者
「看取り士®」「ペット看取り士」創設者
島根県出雲市生まれ。日本マクドナルド株式会社勤務を経て飲食業を自営後、平成5年より福岡の特別養護老人ホームに勤務。その後、病院のない離島（人口600人）に渡り、2002年（平成14年）に本人の望む自然なかたちでの最期を支える「看取りの家」を設立。
“抱きしめて看取る”実践を重ね、延べ2万人以上の方の看取り・支援に関わる。
2010年に岡山へ拠点を移し、全国の地域に「看取り士」が常駐する「看取りステーション」や、見守りボランティア「エンゼルチーム」との連携による新たな終末期ケアのモデルを提唱。
近年では、高齢者のみならず、大切なペットの“最期の時間”に寄り添うケアの必要性に着目し、2023年（令和5年）に「ペット看取り士」制度を創設。人と動物のいのちに等しく向き合う新たな取り組みを全国へ広げている。
また、死をタブーとせず、生きる力へと昇華する「死の文化」を伝える講演活動も精力的に行い、
映画『みとりし』（2019年全国公開）の原案・監修をはじめ、講演・メディア出演・執筆活動など多方面で発信を続けている。
【主な受賞歴・メディア実績】
2007年 社会貢献者表彰（社会貢献支援財団）
2017年 智慧貢献奨（北京十方缘公益基金会）
2021年 朝日新聞「フロントランナー」掲載
2022年 NHK「視点・論点」出演
2024年 杉浦地域医療振興賞（杉浦記念財団）ほか受賞多数
【著書】
『私は、看取り士。』（映画『みとりし』原案／佼成出版社）
『いのちの革命』（舩井勝仁氏との共著／きれい・ねっと）ほか多数
日本看取り士会について
法人名 ：一般社団法人日本看取り士会
代表理事 ：柴田 久美子
事業内容 ：日本看取り士会は、看取り士の育成及び派遣を通じて、全ての旅立つ方々が最期、愛されていると感じられる国づくりを目的に活動を行っています。看取りを支える専門職“看取り士”の育成及び派遣と、またそれを支える看取り見守りボランティア「エンゼルチーム」の組織という実践活動を行っています。また、「看取り学講座」、「1日胎内体感研修」という啓発活動、ならびに、全国からのご依頼により、会長及び看取り士による「講演活動」も行っております。
URL ：
http://mitorishi.jp/
＜LEC（株式会社東京リーガルマインド）について＞
会社名 ：株式会社東京リーガルマインド
代表者 ：反町雄彦
創業 ： 1979年
事業内容 ：各種国家資格、公務員受験対策スクールの運営、企業向け資格・ビジネススキル研修の受託提供、公共団体向け職員研修・中小企業支援・求職者支援事業などの受託提供・大学向け学内講座の受託提供、専門職大学院「LEC会計大学院」の設置・運営
URL ：
https://www.lec-jp.com/
提供元：
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